別にIEが99.9%をシェアを握っても構わない。だが,ウェブページ制作者はプラットフォームを広くサポートする,サポートできるブラウザを決して手放すべきではない。それが,ネットワークの思想,だからだ。
ウェブサイトストーリー社の調査によると,ネットスケープブラウザのシェアは7%ほどとなっている。インターネット・エクスプローラー(IE)5がトップで,IE6が30%ほどまで伸びて2位となっている。
もうずっと前にブラウザ戦争なんて終了して,IE独裁になっているのはわかり切っていること。だが,堅苦しいことを云うなといわれそうだけど,すべてのプラットフォームで同じ表示を実現しなければいけないウェブの世界で,ウインドウズ用とマック用のブラウザしかつくれない,つくる能力がないMSがシェアを握っている時点で,ウェブの魅力は半減する。一言で云えば,つまらないものになる。
ウェブページの制作者は,どの環境でもきちんとページがみられるかどうか確認するのは絶対のはずだが,たぶんIEでしか確認していないズボラら制作者が9割以上だろう。人間は,基本的には自分本位だしね。制作を依頼するクライアントもIE以外のブラウザがあるのなんて知らないだろうし,制作者はそれに合わせて仕事をすりゃいいのだけどね。でも,そんな制作者はウェブの世界には,要らない,はずだ。
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